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鬼才岡本太郎のツイートが今人気! 名言から見える深〜い味わい

太陽の塔や「芸術は爆発だ!」など、アバンギャルドな作品と言葉を残した岡本太郎。
ツイッターで岡本太郎さんのつぶやきが、人気になっているのをご存じだろうか?
混迷した現在を生きる人たちが共感する、岡本太郎の名言の数々をご紹介します。

「芸術は爆発だ!」で有名な岡本太郎は、アバンギャルドで強烈なインパクトを感じる人も多いでしょう。
没後20年以上たった現代ツイッターで人気の「岡本太郎」のつぶやきは、今を生きる私たちに名言として心に響きます。
非凡な彼の経歴もあわせて、心に響くツイートたちをご紹介しましょう。

岡本太郎の波乱万丈な人生をおさらい

岡本太郎は1911年(明治44年)、現在の神奈川県に生まれています。父を漫画家岡本一平、母は歌人・作家の岡本かの子にもち、芸術一家の中育ちます。母は家事が一切できず、奔放な恋愛感覚で若い愛人を同居させていたといいます。一般的な家庭とは、一味も二味も違う環境で育ちました。そしてその経歴も、一般的とはいい難いかもしれません。大正6年、東京の青南小学校に入学するものの一学期で退学、入転校を繰り返します。

昭和4年家族でフランス渡り、約10年間多感な時期に美学や民俗学を学びます。昭和15年帰国後は、多くの人と同様に兵役もこなし出征、戦後中国で捕虜の身となり、半年後ようやく帰国します。
その後絵画をはじめ彫刻、パブリックアート、書籍も執筆、テレビやCMなどメディアにも出演しました。
85年にわたる生涯は、その作品さながらに多彩な人生を生き抜いたといえるのではないでしょうか。

岡本太郎がツイートする? 今なお語る作品や名言たち

1996年岡本太郎は、亡くなります。存命ならば、御年106歳のおじいちゃんです。
しかし彼が残した作品や名言は、今なお私たちの心に響くものがあります。
今その岡本太郎が残した名言を発信するツイートには、13万人を超えるフォロワーたち(H29年3月現在)がその深い魅力を味わっています。

反響を表す「いいね」が多いもの、著書「強く生きる言葉」から引用されているものを一部ご紹介しましょう。

”いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこにとびこむんだ。やってごらん”
(引用元 岡本太郎・著「強く生きる言葉」)

”人生はキミ自身が決意し、貫くしかないんだよ”
(引用元 岡本太郎・著「強く生きる言葉」)

”それじゃだめなんだ。人間は誰でも孤独のなかで、自分ひとりで重い運命を背負って生きている”
(引用元 岡本太郎・著「強く生きる言葉」)

”人間は精神が広がるときと、とじこもるときが必ずある。強烈にとじこもりがちな人ほど、逆に広がるときがくる”
(引用元 岡本太郎・著「強く生きる言葉」)

”人生は、他人を負かすなんてケチくさい卑小なものじゃない”
(引用元 岡本太郎・著「強く生きる言葉」)

岡本太郎の言葉が人気な理由

85年の人生には、他人にうかがい知れない葛藤や迷いもあったのでしょう。
「芸術は爆発だ!」と激しい言葉や前衛的な作品から注目されがちな岡本太郎ですが、
そのことばの奥底には芸術に人生に真摯に向き合った深さが感じられます。

”他人が笑おうが笑うまいが自分で自分の歌を歌えばいいんだよ”

我が道を邁進した岡本太郎。
東京都には銀座数寄屋橋公園「若い時計台」や京王井の頭線連絡通路にある「明日の神話」、大阪府は万博公園「太陽の塔」、愛知県久国寺には「梵鐘・歓喜」、青森県古牧温泉の青森屋などなど。実際にド迫力の作品たちにもまだまだ出会えます。改めて、その人生や作品を味わってみませんか?

出典元:岡本太郎ツイッター https://twitter.com/okamoto_taro_bt

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