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【現地レポート】イタリアはスイーツもオシャレ! おすすめアートを感じるアイテム3選

イタリア在住のキュレーターが、日常生活で見かける「オシャレなパッケージ」のスイーツを案内します。
イタリア旅行に出かける方に「どこで買えるのか?」など、貴重な情報が満載!
画像を見るだけでも楽しい。イタリアのアートを感じるアイテムをご覧ください。

イタリアはフランスにくらべると、お菓子やワイン、化粧品などのパッケージのセンスが劣るなと思うことが多々あります。
フランス人のマーケティングの才を、イタリア人も学んではどうだろうと思うのですが、垢抜けないパッケージでもそれなりに可愛いものもあるのです。
好き嫌いはともかく、イタリアのアートを感じるアイテムをご紹介してみます。

ジェンティリーニのビスケット

ジェンティリーニはローマに本社を置くビスケットのメーカー。創業は1890年。ちょうどビスケットというお菓子が、イタリアに普及し始めた時期と重なります。現在のイタリアでは、スーパーマーケットはもとより田舎町の小さな食品店にも、ジェンティリーニの定番ビスケットは必ず並んでいます。
イタリア人が、朝食にカップチーノや牛乳に浸けて食べるジェンティリーニのビスケットは、普段使い用は非常にシンプルなパッケージ。しかしおみやげ用の缶は、ローマに本社を置くだけあってコロッセオ、サン・ピエトロ大聖堂のデザイン、はてはローマに本拠地を置くサッカーチームASローマとSSラツィオのパッケージ缶など見るだけでも楽しめる豊富な種類があります。

「ジェンティリーニのビスケット」撮影:cucciola(筆者)


旅行のおみやげにもピッタリな缶入ビスケットは、大型スーパーだけではなく空港内でも購入可能。
お徳用の缶には、ジェンティリーニの定番ビスケット数種がミニサイズで入っており、いろいろな味を楽しめます。ビスケット自体はとてもシンプルで、なぜか子供の頃を思い出す懐かしい味。全商品パームオイルフリーです。
ジェンティリーニ 公式サイト
http://www.biscottigentilini.it/it/

レオーネのキャンディ

今年創業160周年を迎えるパスティッリエ・レオーネ。トリノに本拠地を置くレオーネが1857年に創業したときには、イタリアはまだ統一前という時代。現在のイタリアでは、バールに入ってレジ付近に並ぶガムやキャンディコーナーで必ず見ることができるもの、それがレオーネのキャンディです。

「レオーネのキャンディ」撮影:cucciola(筆者)


定番のパッケージは、手のひらに入るくらいの大きさで、中には着色料を使用していない色とりどりの金平糖のようなものがコロコロと入っています。フレーバーの種類、なんと40種!「digestiva」と書かれているものは、消化にも効くという優れもの。スミレ、アニス、シナモン、ミントなどの定番はもちろん、イタリア中の老舗とコラボしたオリジナルの味もあり、パッケージの多彩ぶりは選択に迷うほど。

イタリア各地の観光地が描かれたデザイン、ピノキオや赤ずきんちゃんなどが出ジンされたおとぎ話シリーズなど、大きさも価格もデザインもおみやげには最適です。
金平糖のような小粒のキャンディだけではなく、ゼリー状のもの、ノンシュガータイプ、果てはチョコレートもあり。イタリアに来たら、自分の好みのパッケージやテイストを発見してみてください。
パスティッリエ・レオーネ 公式サイト
http://www.pastiglieleone.com/

ヴェンキのチョコレート

日本でも知名度がぐんぐん上がっているヴェンキ。トリノで1878年に創業したチョコレートの老舗。
良質なヘーゼルナッツで有名なトリノの地の利を活かしたジャンドゥーヤ、正方形でホワイトチョコレートとミルクチョコレートが三層になったクレミーノなど、口の中で溶けていく食感のチョコレートが有名です。板チョコも、カカオの含有量が明記されており、かわいいパッケージがお店に並んでいる様子は壮観です。

「ヴェンキのチョコレート」撮影:cucciola(筆者)


テルミニ駅構内に直営店があるほか、空港、イータリーなどの高級食材店でも購入可能。また、2006年からはその良質な素材を活かしたジェラート店も展開しています。ローマのスペイン広場周辺にも数店有り、チョコレートやジェラートの味を楽しむことができます。

ヴェンキ 公式サイト
http://www.venchi.com/it/

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