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【注目の展覧会情報】「怖い絵」展が2017年夏に開催

開催前から話題の「怖い絵」展が2017年7月22日(土)から9月18日(月・祝)まで兵庫県立美術館、次いで2017年10月7日(土)から12月17日(日)まで上野の森美術館で始まります。
怖いものが見たいという知的好奇心が抑えられないあなたに、「怖い絵」展についてご紹介いたします。

怖いものは嫌いなのに、なぜかついつい見てしまうという経験は誰しもあるのではないでしょうか?
怪談話・お化け屋敷・心霊番組…、引きつける謎の魅力があります。

開催前から話題の「怖い絵」展が2017年7月22日(土)から9月18日(月・祝)まで兵庫県立美術館、次いで2017年10月7日(土)から12月17日(日)まで上野の森美術館で始まります。

怖いものが見たいという知的好奇心が抑えられないあなた!
「怖い絵」展を観に行ってはいかがですか?

「怖い絵」展とは、どんな展覧会?


「怖い絵」展は、中野京子によるベストセラー『怖い絵』という書籍の出版10周年を記念して開催されます。

「恐怖」というこれまでにない独特のテーマから絵画を鑑賞しようというのが、「怖い絵」展のコンセプト。
「なぜこの絵が怖いのか」など、独自の切り口で分析し鑑賞する展覧会になっています。

絵画を鑑賞していると、なぜか言い表しようのない恐怖感を抱くことはありませんか?
人々が「怖い絵」だと思う作品には、ある共通点が隠されているのかもしれません。
そのような人間心理と絵画を融合させた斬新な展覧会なのです。

話題の「怖い絵」展の見どころ

「怖い絵」展の見どころといえば、何と言っても《レディ・ジェーン・グレイの処刑》が初来日することでしょう。

ポール・ドラローシュ《レディ・ジェーン・グレイの処刑》1833年 油彩・カンヴァス ロンドン・ナショナル・ギャラリー Paul Delaroche, The Execution of Lady Jane Grey,  ©The National Gallery, London. Bequeathed by the Second Lord Cheylesmore, 1902

この絵画は有名なフランス人画家ポール・ドラローシュにより描かれました。
彼はドラクロワやジェリコーが活躍した時期に同様に活躍し、彼らと共に歴史画家として名声を馳せました。

《レディ・ジェーン・グレイの処刑》は、イングランド史上初の女王となるも、わずか9日後に廃位された人物の最期のシーンを描いています。
処刑された女王は弱冠16歳。
まさに悲哀に満ちた最期でした。
そんな、女王の最期をこの絵はリアルに再現しています。
下に敷かれた藁がなんの為のものなのか?想像しただけでぞっとします。

恐怖心を好奇心に変えて、「怖い絵」展に行ってみよう!

《レディ・ジェーン・グレイの処刑》以外にも、ハーバート・ジェイムズ・ドレィパーの《オデュッセウスとセイレーン》やウィリアム・ホガースの『ビール街とジン横丁』より《ジン横丁》など数々の魅力的な怖い絵たちが来日します。
怖い絵をこんなに一同に鑑賞できる展覧会はないでしょう。
またそれぞれの絵は絵画としてもとても価値の高いものです。
美術好きな方だけでなく一般の方も観に行く価値は十分にあります。

あなたは今、怖い絵は観たくないと思っているかもしれませんね。
しかし、人間は怖いものにはなぜか知的好奇心がわく生き物なのです。
気づいたらあなたは「怖い絵」展に行っているかもしれません。

「怖い絵」展の公式サイトhttp://www.kowaie.com

展覧会名
「怖い絵」展


兵庫会場

場所:兵庫県立美術館
会期:2017年7月22日(土)〜9月18日(月・祝)
開館時間:10時00分〜18時00分(金・土曜は20時まで)
兵庫会場 チケット料金:
一般/当日1,400円(前売1,200円)、大学生/当日1,000円(前売800円)、70歳以上/当日700円、高校生以下/無料
※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(ただし9月18日は開館)
お問い合わせ:078-262-0901

東京会場
場所:上野の森美術館
会期:2017年10月7日(土)〜12月17日(日)
開館時間:10時00分〜17時00分
※入場は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
お問い合わせ:03-3833-4191
東京会場 チケット料金:
一般/当日1,600円(前売1,400円)、大学生・高校生/当日1,200円(前売1,000円)、中学生・小学生/当日600円(前売500円)、小学生未満/無料

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