エル・グレコを徹底解説!傑作「受胎告知」が鑑賞できる日本の美術館とは?
エル・グレコという画家を知っていますか?
並外れた独創的な宗教画を数多く創出した、エル・グレコとはどんな人物であったのかについて解説、彼の有名な作品を紹介します。
岡山県の大原美術館で鑑賞できるエル・グレコの絵画についても触れていきます。
エル・グレコという画家を知っていますか?
エル・グレコは並外れた独創的な宗教画を数多く創出しました。
エル・グレコの絵画を初めて鑑賞した人は、独特な世界観による圧倒的なインパクトにある種の恐ろしさを抱くかもしれません。
しかし、エル・グレコの絵画は見るものを惹きつけて離しません。
エル・グレコとはどんな人物であったのかについて解説、彼の有名な作品を紹介します。
そして、岡山県の大原美術館で鑑賞できるエル・グレコの絵画についても触れていきます。
宗教画家エル・グレコ、実は通称で本名は別にある
エル・グレコは現在のギリシャ領クレタ島、イラクリオン出身の画家です。
本名はドメリコス・テオトコプーロスと言います。
実はエル・グレコという有名な名前は彼の通称なのです。
エル・グレコは学識と信仰心に富む画家であったと言われます。
エル・グレコは、イタリアで画法を学び、次いでトレドに移りました。
彼はこのトレドの地でまもなく一流の画家となり、スペインの貴族階級と教会にもてはやらされました。
彼は宗教上の偉大な出来事を比類ない迫力をもって描いています。
エル・グレコの代表作『オルガス伯の埋葬』
この絵画はエル・グレコの作品の中で最も有名な作品であると言っても過言ではありません。
この絵はトレドのサント・トメー教区教会にあります。
毎年、この一枚の絵を鑑賞するためだけに多くの観光客が訪れます。
この絵は「サント・トメー教会の恩人オルガス伯の葬儀に、聖スレファヌスと聖アウグスティヌスが介入する奇跡」を主題に描かれています。
非常に宗教色の強い絵画です。
エル・グレコの画風は、こうした神秘的な主題にうってつけでした。
伝統にとらわれない鮮やかなタッチで、地上と天上の人々が一枚の神秘的な絵の中に統合されています。
大原美術館(岡山県)に眠るエル・グレコの秘宝「受胎告知」
エル・グレコの絵は、日本でも鑑賞できるのです。その場所は岡山県倉敷市にある大原美術館。
大原美術館には「受胎告知」というエル・グレコの傑作が眠っているのです。
この「受胎告知」が日本にあることは奇跡であるともいわれます。
「受胎告知」というのはキリスト教における重大なワンシーンです。
その為に、数多くの画家がこの「受胎告知」という主題に挑戦してきました。
しかしながら、そのドラマの神秘性をこれほどにまで力強く表現できたのは、エル・グレコだけともいわれます。
海外にエル・グレコの絵画を見に行くのはなかなかハードルが高いものです。
まずは、日本でエル・グレコの「受胎告知」を鑑賞してみてはいかがでしょうか?
きっとあなたもエル・グレコの独特の世界観に酔いしれることでしょう。
大原美術館のホームページhttp://www.ohara.or.jp/201001/jp/index.html
大原美術館
所在地: 〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15
開館時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日:毎週月曜日
(※定休日が祝日、振替休日と重なった場合に開館、夏季《7月下旬〜8月》、10月は無休
2017年1月1日は本館のみ開館、2日からは全巻通常通り開館)
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