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芸術家って本当は美食家?社交的? あのアーティストが通ったレストラン・カフェ

芸術家って本当は美食家?社交的なのでしょうか?
食事を楽しみにか、会話を楽しみにかわかりませんが、あのアーティストたちが熱心に通ったレストラン・カフェをまとめました。

あなたはどんなお店に外食に行きますか?
行きつけのお店はありますか?
お昼時にはカフェでホッと一息。夕食は高級レストランでステーキでしょうか?
その気持ちは、芸術家も一緒。
今回はあの有名な芸術家に愛された飲食店を紹介します。

ドイツ・ベルリンの居酒屋「黒仔豚亭」

ベルリンの街並み


まず紹介するのはユニークな名前の「黒仔豚亭」
この居酒屋をこよなく愛したのが劇作家ヨハン・アウグスト・ストリンドベリです。

ドイツ・ベルリンの黒仔豚亭(1920年代の写真)


ストリンドベリも有名な芸術家なのですが、この居酒屋の有名芸術家と言ったらエドヴァルド・ムンクでしょう。
傑作「叫び」で知られるあのムンクです。
1892年ムンクはベルリン芸術家協会の招待作家として個展を開きました。
個展は轟々たる非難を浴びて中止になりましたが、逆に評判になり、ムンクは一躍ベルリンの反保守政治家のスターになりました。
これを機にムンクはよく「黒仔豚亭」を訪れるようになったと言われます。
このカフェに立ち入るようになったムンクは「叫び」「マドンナ」「思春期」などの有名作を生み出していくことになるのです。

スペイン・バロセロナのカフェ「4匹の猫(エスト・カトレ・ガッツ)」

次に紹介するカフェは可愛らしい名前の「4匹の猫」。
パリのシャ・ノワール(黒猫)にちなんでつけた名前と言われます。
このカフェはバロセロナの芸術家、文化人の溜まり場として機能しました。

「四匹の猫」の宣伝ビラ By Colecciones nostálgicas, S.L. [Public domain], via Wikimedia Commons


さて、このカフェで人生初の個展を開いた有名芸術家がいます。
誰でしょうか?それはピカソです。
ピカソの人生初の個展は「4匹の猫」で開かれたのです。
その為に、この「4匹の猫」はピカソ発祥のカフェとしても知られています。
後にピカソは「4匹のねこのメニュー」という作品を残しています。
モチーフはもちろんこのカフェでしょう。

フランス・芸術家の街モンマルトルのカフェ「タンブラン」


パリのモンマルトルは19世紀半ば「芸術家の街」として機能した歴史的な街です。
モンマルトルを中心に活躍した画家はゴッホ、ルノワール、ドガなど数え切れません。
そんなモンマルトルでひときわ大盛況だったカフェがあります。

モンマルトルの風景・テルトル広場にて


カフェの名は「タンブラン」。
カフェの愛用者として、ゴッホやロートレック、ピカソ、ヴラマンクなどが知られます。
ゴッホが描いた、カフェ「タンブラン」をモチーフにした「カフェ・タンブランの女」という絵画はあまりに有名です。
「カフェ・タンブランの女」は当時このカフェを経営していたアゴスティーナ・セガトーリという画家をモデルとして描かれています。

芸術家も時には息抜きが必要です。
あなたが行きつけの飲食店で知り合いと楽しく会話を楽しんでいるように、有名芸術家たちもまた楽しく会話していたのです。
もしあなたが、彼らと同じ時代に生きていたら、どこかの飲食店でばったり遭遇していたかもしれません。
ちなみにバロセロナのカフェ「4匹の猫(エスト・カトレ・ガッツ)」は1896年の営業開始以来、運営を続けています。
現在でも多くの美術好きがこのカフェを訪れるそうです。

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