ゴールデンウィークやお出かけ選びに、「美術館に行きたいけれど、混雑するし…」と諦めていた子育てママに！
最近の美術館には、「託児サービス」がある施設が増え始めています。子どもと一緒に回るのが心配という方に、託児所があるおすすめの東京都内の美術館をピックアップしてご紹介します。

育児ストレスを美術で解消！託児サービスを利用しよう

近年美術館で実施されるようになってきた、子どもを預けて親だけでゆっくり展覧会をまわることができる「託児サービス」。
子どもと一緒に入場しても、泣き出してしまったり、作品に手を触れてしまわないかヒヤヒヤして展示を楽しむどころでないなんて時も。離れて過ごすことが不安な方でも同じ建物内で預けるので、すぐに駆けつけることができるので安心です。
実施日時や預けることのできる時間、料金体系や事前に予約の必要なところがあります。出かける前に各施設の公式ホームページなどで確認してください。

日本美術にほれぼれ　東京国立博物館

3ヶ月以上から未就学児まで預けることのできる東京国立博物館。
「0歳児には「マンツーマン託児」、1歳児には2名様に1人、2歳児以上は3名様に1人のシッターが対応いたします。」(東京国立博物館HPより)
原則毎月第1・3土曜日、第2・4水曜日に実施されています。5月は第1水曜日も利用可能になっています。現在平成館で開催中の特別展「茶の湯」。その他にも仏像や刀剣、着物などの日本美術を見ることができる本館、法隆寺宝物館などにもゆっくりと過ごすことのできるこの機会に足を運んでみてください。
東京国立博物館　公式サイト＞＞＞＞

上野公園の文化施設利用者ならOK 東京都美術館

利用対象者が「東京都美術館と上野公園内の文化施設にお越しの方」(東京都美術館HPより)と幅広く、利用しやすい東京都美術館の託児サービス。
実施日が変則的なのでホームページでの確認が必要ですが、土日や祝日に行われているようです。4月18日より始まる「ボイマンス美術館所蔵　ブリューゲル「バベルの塔」展は名品「バベルの塔」の他に、日本でもファンの多いヒエロニムス・ボスの作品なども出品され、混雑必至な展覧会。（「バベルの塔」展の見どころ紹介記事→）
東京都美術館の展覧会は入場規制が行われることもあるようです。事前の計画をおすすめします。
東京都美術館　公式サイト＞＞＞＞

いつでも預けられるのが嬉しい　六本木ヒルズ

森美術館と森アーツセンターという2館のアート施設をもつ六本木ヒルズ。月曜から日曜日まで毎日利用可能な「キッズスクウェア六本木ヒルズ」という託児所があります。
六本木という国際色豊かな場所柄、バイリンガルのスタッフの方が英語での対応もしてくれるようです。
展覧会をみて時間に余裕があればヒルズでお茶やショッピング、ということも。森美術館では「N.S.ハルシャ展―チャーミングな旅―」（2017年6月11日まで）、森アーツセンターでは「大エルミタージュ美術館展　オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」（2017年6月18日まで）、東京シティビューでは「マーベル展」が（2017年6月25日まで）開催中です。
六本木ヒルズ　公式サイト＞＞＞＞

話題の展覧会がはしごできる！　国立新美術館

国立新美術館の託児実施日は原則毎月第2木曜・第3日曜、第4月曜。
多くの美術館で休館日となっている月曜も、託児サービスが実施されています。
企画展では世界でも大変な人気を誇るアーティスト草間彌生の、初期から最新作まで堪能できる「草間彌生　我が永遠の魂」（2017年5月22日まで）、チェコ国外では世界初公開となる縦6メートル、横8メートルもの大きさの20点の連作「スラヴ叙事詩」が大きな話題となっている「ミュシャ展」が（2017年6月5日まで）開催中です。
国立新美術館　公式サイト＞＞＞＞

都内だけじゃない！　広がる美術館の託児サービス

東京で託児施設のある美術館を紹介しましたが、全国的に美術館の託児サービスが増えています。
定期的な実施ではなく、展示期間の特定の日にちのみ行う美術館もあります。
東京からほど近い場所であれば横須賀美術館、あるいは観光地としても非常に人気のある金沢21世紀美術館などでも行われているようです。

託児サービスを上手に利用して、時には子育ての息抜きに1人で、ご家族と、あるいはお友達と展覧会楽しんでみてはいかがでしょうか。